以下の黒い数字は、通貨単位ユーロ 2002.07.06(土)今日は、ブリュッセルの北45km、オランダ国境まで30kmのベルギー北部のアントワープAntwerpen へ行く。この町のキーワードは、港、ダイヤモンド、ルーベンスだそうである。アントワープは15世紀から商業・金融の中心地として発展、 現在も世界有数の港として名高いアントワープ港は、ヨーロッパ最大のコンビナート。この町は、世界のダイヤモンドの研磨・取引 の中枢の位置を占め、これらの産業は、国の経済の多くを担いGNPの6%にあたる。アントワープなしにベルギーの歴史・経済 は語れない重要な町である。経済のみならず、17世紀にはバロック期最大の画家ルーベンス、かれの弟子ヴァン・ダイクのほ か、フランドル派といわれる多くの画家が活躍、以来今日まで、未来のルーベンスを目指して世界各地から芸術家の卵たちの訪 れが絶えない。その昔から変わらずに今も商人、芸術家、船乗り、観光客などさまざまな人種、階層の人が溢れるコスモポリタン な町、アントーワープは、何処に焦点をあてても楽しめる。尚、模型があったが、駅舎は工事中のようであった。 週末は割引率が違うようだが、ブリュッセルからアントワープまでの往復シニア割引の切符は21.8/4人=5.45/人であった。 ブリュッセル出発10:41⇒アントワープ着11:25。効率よく移動して時間を稼ぐ為、アントワープ中央駅からタクシーを利用して、 王立美術館へ直行した。タクシー7/4人、入館料4。ここはヨーロッパ有数の美術館の一つ、ネオゴシック様式の建物で、特に ルーベンスのコレクションでは世界一を誇る。ノーフラッシュだと撮影OKであった。英語のオーデイオ・ガイドを借りたが、殆ど聴 かずに片っ端からデジカメ写真で撮りまくった。画像は膨大になったので、まとめて別サイト「アントワープ王立美術館」に展示 した。ピンボケなど粗悪な写真もあるが、拡大画像が見られるので、ルーベンスやヴァンダイクの迫力ある絵画をお楽しみ頂けた らと思う。おおむね腹も減ったし、この美術館の中のレストランで昼飯を食べた。29/4人=7.25/人 午後は、ノートルダム寺院、市庁舎、国立海洋博物館(ステーン城)界隈を回るが中に入らず、外観をスケッチした。スケッチは 「やまと美術館」ベネルックス・独20日の寸描に載せた。
夕方になったので、アントワープ出発17:04⇒ブリュッセル着17:45で、ブリュッセルに戻った。 夜はグラン・プラスのイタ飯屋で夕食。12/人。 先日オメガングで賑わったグラン・プラス周辺の路地は、夕食を取るひと、音楽家、大道芸人などで、また違った賑わいを見せて いた。
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