以下の黒い数字は、通貨単位ユーロ 2002.07.09(火)長い長いベネルックス・独20日の旅・紀行もここにやっと、終らんとす。一昨日行ったブルージュの手前の良いところであるゲントGent観光二回目。 ブリュッセルからゲントまでの往復シニア割引の切符は、ウィークデーの故か、先日より安く 2.5/人であった。 ブリュッセル出発09:36⇒ゲント着10:15。ゲント駅(正確には、セント・ピ−タース駅)から徒歩で近くの城砦公園に向かう。 公園の中は人影も少なく、鬱蒼とした木陰とあいまって、しっとりとした静寂の中を散策した。 付近にはゲント大学もあり、学舎は歴史ある雰囲気で古色蒼然とした、たたずまいであった。
ようやくゲント美術館にたどり着いた。入館料はシニア割引で1.2/人。 ノー・フラッシュで撮影したデジカメ画像は、別のアルバム・サイト「ゲント美術館・市街風景」にまとめて一括展示した。ピンボケなど粗悪な写真もあるが、拡大画像が見られるので、お楽しみ頂けたらと思う。画家の名前は残念ながら記録しなかった。
ゲント美術館観覧後、市街中心部へ行くトラム(市電)の停留所を探したら、かなり離れているところにあった。4人皆が揃ったところでトラムにに乗って中心部で下車した。勝手知った場所だから、目的の場所にすぐ行ける。Nさんは初めてなので、例のゲント名物菓子ヌガーの店に案内した後、聖・バーフ寺院には入らず外観を見てもらった。 本日のメイン・イヴェントを紹介しよう。それは特殊なジョッキでベルギー・ビールを飲ませる店に入り目的を達成する事、ゲント名物ワーテルゾイ Waterzooi を食べる事、の二つである。 先の市街中心部から若干足を運ぶと金曜日広場 Vrijdag Markt がある。そこの広場に面してにデューレ・フリート Dulle Griet なるビアホール店がある。ココが最初の目的地なのだ。私以外は、じいさん、ばあさんで、お酒が駄目な連れで往生したが、特殊ビール他も飲めと言われ、一般のジョッキも注文して、合計15/4=3.75/人であった。言葉の問題から注文成立までは、しばしの時間を要した。客が特殊ビール・ジョッキ(写真参照)を壊されたり、持ち逃げされた時の担保に靴を取られるのである。小生の靴も帰るまで天井に籠入りで吊るされて(写真参照)しまった。特殊ビール・ジョッキは1リットル入りであるが。ハーフ・リットル缶など、大したことも無い小生も特殊ビール・ジョッキの構造に度肝を抜かれてしまった。中々減らないので、一緒のジジ・ババさんに少しずつ、ご相伴して消費してもらった。こりゃ、本当のラッパ(トランペット)飲みだと言えるだろう。今回の滞在で、最高の珍しい体験をすることが出来た。
ビールの酔い覚ましに町を散策して、昼飯はワーテルゾイ Waterzooi (Gent Speciality)の店を探して入った。写真のワーテルゾーイは、10/人であった。ワーテルゾーイ Waterzooi は、地球の歩き方には次のように記載されている。 ゲントの名物料理といえば、鶏肉の入ったクリームシチュー、ワーテルゾーイ Waterzooi van Kip だ。日本のクリームシチューに似た味だから親近感がもてるけれど、ゲントのシチューは生クリームたっぷりの濃いめの味付け。寒い冬の料理らしいけれど、今では季節を問わず味わえる郷土料理の代表格だ。 店によって味付けは異なるとも記載されていた。一昨日のホテルのレストランは17.50/人だったから、値段により味も異なるのであろう。食した味は、こんなものかという程度であった。 食後は、大肉市場、旧魚市場、運河沿い、フランドル伯爵居城界隈を周遊した。ゲントの市街風景は沢山デジカメに納めたので、まとめてアルバム・サイト「ゲント美術館・市街風景」に一括展示した。下は代表的なもののみ挙げた。
夕方午後5時頃には、ブリュッセル・セントラルに戻った。20日にわたった長い今回の旅行も今夜で終わりだ。今回の旅行を企画され、ガイドされた、仲間のTさん御夫妻様を今夜ねぎらいの晩餐にお招きした。会場は馴染みの中華料理屋さんだ。 最後の晩餐という事で、ベルギービール、フランスワイン、それに中華料理というか東南アジア料理もたっぷり味わった。 食費は、飲み代入れて23/人。今回の旅でも有数の豪勢さであった。\(^O^)/ ホテルに帰ってからその夜は、Mさん夫妻の部屋に有志が集まって、残り物を肴に遅くまで一杯やりながら歓談した。ノルウエーから合流したMさんは、ご当地土産のキャビア缶をあけ、小生は赤ワインのリッター瓶を持ち込んだ。各種チーズもふんだんにあり、美食の国・ベルギーを堪能し、有終の美を飾ったのであった。 |
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