◆2010.06.06(日)第一日目 私はパソコンで調べてJR長津田から横浜線経由横浜から京浜急行で京浜蒲田経由急行で羽田空港に向かった。 京浜蒲田駅も様変わりしていて、羽田寄りの一駅までは何時の間にやら高架になっていた。 1時間ほど早く空港の全日空カウンターに着いた。搭乗手続きは以前と変っていてeチケットなる旅行社からのバーコードつきのコピーと確認番号があれば端末ですべて手続きが完了した。と言っても女性係員に指導してもらった訳だ。 ANA853便 羽田発10:30 ⇒ 函館着11:50 は、ほぼ定刻出発、定刻に到着した。
宿舎のホテル函館ロイヤルにはチェックインの14:00前に着いたので、ゆっくり昼食を食べて、市街電車で幹事さん御推薦の函館ベイエリアに向かった。ここでのスケッチは、今日の収穫の1枚だけだった。
一旦ホテルに戻って、18:00頃、仲間のSさん、Nさんとロビーで待ち合わせて有名な函館山からの夜景見物に行く事した。市電で麓まで行き、ロープウエイで山頂に登り、降りる手もあったが、3人ならタクシーの方が経済的のようだ。 たまたまホテルの前に待っていたタクシーの運ちゃんは女性で、函館の個人タクーシー第一号だという。 説明もしてくれ、運賃も勉強するというので、往復を頼んだら「貸切」に切り替えた。 この女性の運ちゃん、山頂に着くまで、のべつまくなしによく喋るわ、山頂で記念写真撮ってくれるわ、山頂ビルから函館湾の夜景写真をうまく撮れるスポットに案内してくれるわ、平地に戻ってからホテル近くの活魚専門の飲み屋に案内してくれるわ、いやいや、もうサービス満点でおじゃッた。 ロープウェイの往復だけで 2,400円もするのにトータル・タクシー代は一人2,000円だったもんね。ウハウハ(*^-^*) 活きイカそうめんの手前にあるのはイカの頭とゲソの部分で、イカそうめんを食べ終わったら料理人が、目の球とくちばしを除いたゲソ刺身にしてくれた。他にも料理を頼み、焼酎を飲み、北海道の新鮮な海の幸を充分堪能した。
◆2010.06.07(月)第二日目 第二日目の今日は、函館でも坂の多い元町エリアというのがあって、朝食バイキングを終えた後、昨日と同じ仲間のSさん、Nさんと組んで、元町エリアでスケッチ行動をともにする事にした。 市電で行くよりは、数の経済性の論理でタクシーに乗って、ホテル前から坂を上がった元町公園まで行きハリストス正教会とカトリック元町教会をスケッチした。 カトリック元町教会前で、スケッチしていたら、関西からきたと思しき若い女性が、私のスケッチとカトリック元町教会をケイタイで写したいと言うので応じた。
さて、この辺の坂を散策していたら、八幡坂と言うところで、新婚カップルに出っくわした。 車を降りてから傍までやって来たので、にわかカメラマンになって何コマか撮った。 新婚カップルがいる間は、通行止めになったのか車両往来は無かった。 八幡坂は、上から見ると下の方の坂が途切れた先の海に、かつての青函連絡船であった「摩周丸」が記念に係留されているのが見える。 半世紀ほど前の現役時代まだ飛行機がなく、北海道への出張の折、「摩周丸」に乗船した思い出がある。会社のガスタービン設計者も同行していたので、船長に頼んでスクリー駆動用のガスタービン・エンジンのある船底を見学させてもらった。 10年ほど前、本州最北端のスケッチ旅行をしたおり、青森港で係留されている青函連絡船「八甲田丸」を見た事があった。引用サイトの下の方に「八甲田丸」のスケッチと写真が掲載されている。
昼も過ぎて腹も減ったので、我々3人組は昨日のベイエリア近くでツマミと地ビールを飲ませる「はこだてビール」工場に赴いた。 先ずは衝立に載せた3種の地ビールを飲んだ。おつまみのソフト・ドライコーンが、とても美味しくて気にいったので、帰りに土産として、軽くてかさばらない、このソフト・ドライコーンを買った。じゃやがバターとか、ソーセージとか地元北海道特産の料理もリーズナブルな価格で気に入った。3人組だから、気に入った軽めの料理を何種類も頼んで、皆でつついた。 午後は、また元町公園に行き旧イギリス領事館内のあずまや、旧函館区公会堂などを描いた。
夕方になったので、宿舎のホテル函館ロイヤルに帰った。夕食を兼ねて各自の作品の合評会がホテルの和食レストランで行なわれた。 ◆2010.06.08(火)第三日目 第三日目の今日は、旅のスケッチクラブ代表及び今回の旅行を企画・立案・実行した幹事さんに、朝食バイキングの時、大沼公園に単独旅行して午後適切な時刻に函館空港に直行する旨断った。 何故、今大沼公園なのか、それは現役だった今から50年近く前の昭和30年代、北海道への出張は、まだ飛行機が無かった。本州内は、昼過ぎ上野から特急はつかり号で、青森〜函館間は青函連絡船(前述の摩周丸)で、道内はまた列車で札幌朝9時頃着で出張したものだ。 その折、函館に近い大沼や駒ケ岳の美しい景色に憧れた。飛行機が運航するようになってからは、大沼や駒ケ岳の美しい景色を楽しむチャンスは無くなった。 従って、今回の函館旅行は、大沼や駒ケ岳を見る千載一遇の機会だった訳だ。今回の計画を知ってから、絶対長年の夢を実現しようと思いを温めていたのであった。 昨日、元町公園の旅行案内所でJR函館駅から大沼公園駅間の時刻表コピーをもらっていたので、宿舎のホテルから函館駅まで歩いて行く。約20分の道のりだった。函館駅から大沼公園駅まで約45分程で到着した。雲ひとつ無い快晴で、私はなつかしの大沼公園を楽しむ事とし、駅近くの案内所で相談して地図などをもらい、駅前のレンタルサイクルの店で情報を集め、自転車を借りた。この地では、何処に自転車を置いてもも盗難の心配は無いとの事だった。荷物を店に預け、デジカメと絵描き道具だけ持って、自転車で出発した。」 最初は、大沼を反時計回りに一周するつもりだったが、余り絵になる景色がないので一旦、店に引き返した。店のオバチャンによると時計回りに大沼・小沼の境界とか、店近くの島周りをすれば、いい景色がが見られると言う。散策道は自転車走行は禁止なので入り口に自転車を置いておけば、盗難の恐れは無いという。
◆快晴の3日間、写真で綴った函館旅行は、ここの辺で終わる。 スケッチ編は「やまとのスケッチ素材集」サイトでお会いしよう。 帰途は、エア・ドウという初めて乗るフライトで出発1時間前に函館空港に行ったら、出発が1時間以上も遅れるとのアナウンスがあり、それならもっと長く懐かしの大沼で遊んで来るのだったと悔やまれた。 エア・ドウは出発が1時間以上遅れた事で、乗客に御免なさい代を1,000円/人を各人に渡されたが、国内便でこんな事は初めてだ。1,000円では晩酌の焼酎も飲めやしない。 しかし、参加全員無事で帰京できたことに我々は感謝しなければならない。
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